10日ぶりの彼からのメッセージは、心の底から彼のことが恋しくなる言葉たちでした。このごろの私も、いろいろなことが重なってちょっとつらい時期だったので、彼に会いたくて会いたくて仕方なく思う気持ちが募っていました。会いたい時に会えなくて、抱きしめてもらいたいときにそばにいないということ。これって、この数年間で何度も経験してきたことなのだけれど、こういう波が訪れるとき、本当に苦しいのです。それは反対に、彼がつらいときにそばにいてあげられなくて、抱きしめてあげたいときに隣にいられない自分へのもどかしさでもあります。
ちょうどそんな波が押し寄せていて、仕事もちょっと軌道に乗らず気がめいっていたのですが、彼の愛しい言葉たちに甘えさせてもらえました。私は毎日彼に、必ず最低でも1通、Text Messageを送ります。それは本当に毎日の出来事で、おいしものを食べたことや、楽しかった映画や場所、読んだ本や仕事のこと、友達といったレストランや、自分で作った料理のこと。私の日常が彼にも届くようにと、でも暗い内容にならないように心がけて。顔が見えない時は、できるだけ明るい話題を書くようにしていますが、時々こんなふうに押し寄せるI miss youの気持ちや、彼を欲する気持ちなど、彼のことを思っていることを伝えられる言葉は、言葉の新鮮味が薄れないうちに、すっぱりと書いて送ります。彼がジャカルタにいない間は返事が届きませんが、それでも私としては「伝えられた」という満足感に満たされるので、温かい気持ちになれるのです。 そんな彼からの10日ぶりのメッセージ。私と同じ気持ちだということを伝えようとしてくれたこと、そして少ない言葉のその奥に、計り知れない寂しさや苦悩が隠れているのだということも。今、私が彼ににできること、彼が私にできること、私たちが自分たちにできることって、きっとこういうことなのですね。距離があるから、そのぶんそう感じた瞬間に素直にならなくては。言葉を駆使するのもいいけれど、短く少ない言葉の中に、信頼し合っている2人だけが感じ取れる気持ちがあれば、それで十分なのだと思います。今日は彼が無事でいてくれることにも感謝をしたい気分だし、彼の気持ちを再度知ることができて、私はとてもうれしかったのです。帰ってくるのは、今の時点では日取りが決まっていませんが、前後しても必ず近いうちに帰ってくるのだから、待ち遠しくて苦しても、あと少しがんばろう。 I miss you, darling. #
by forestlily
| 2009-08-19 20:27
| Thoughts/Life
昨日のファーマーズマーケットで手に入れた新鮮な野菜を使って、今日のブランチはオムレツにしました。夏はバジルの葉がとってもおいしそうな香りを放っているし、トマトも真っ赤でぴちぴちしているし、アボカドも甘くてねっとりと濃く、ネクタリンも今が旬ですね。 昨日はいちごが収穫の最後の時期だったようで、陳列されているものも少なく、それに替わってそろそろぶどうが出回ってきました。 今週末も快晴のサンフランシスコ。少し歩くだけで汗ばむ陽気です。8月も半ばになりました。今週は彼からの連絡がないけれど、あとは帰ってくるだけなので心配しすぎず、静かに彼の帰りを待ちたいと思います。もうすぐ帰ってくるのだから。近い週末には一緒にマーケットへ出かけて、新鮮な野菜やフルーツをたくさん買って、一緒においしい食事ができるのを夢見ています。あとちょっと。 #
by forestlily
| 2009-08-16 14:05
| Food
帰国も間近に迫り、あわただしい様子の彼ですが、今日はとても良いことを教えてくれました。彼の運転手さんのこと。
彼がインドネシアに旅立ってから2年と少しですが、その間毎日のように送迎してくれた、陽気で心の優しい運転手さん。昨日まではシンガポールにいた彼ですが、今日のお昼にはジャカルタに戻らなくてはいけないと言っていました。もちろん、ビジネスの最後のつめの甘い部分を締めておくという目的もあるのですが、それ以上に大きな理由がありました。それは、その運転手さんご家族が、彼のお別れ会をご自宅でしてくれることになったのです。 私はインドネシアに住んだことはなく、一度訪れただけなので、文化背景などは本やニュースなどでしか耳に入ってきません。インドネシアは世界で一番大きなイスラム教国。ジャカルタは首都で、様々な国籍の様々な人たちが共存しているすばらしい場所。宗教的背景の詳しいことは私はわからないし、無知が故に無責任なことも言えないのですが、イスラム教の方がアメリカ人を家に招き入れるということは、とても特殊なことのようです。彼は2年間で初めて、運転手さんのご自宅にお邪魔することになったそうです。 お別れ会の主役である彼自身がとても驚き、「とても嬉しく光栄なことだと思う」と、言っていました。2年間って長かったようで短かったような感じがしますが、きっと毎日顔を合わせていた彼と運転手さんの絆は、誰よりも強かったのだと思います。宗教や文化や国や習慣やうわさや憶測、そういうことにとらわれず、人としての信頼や尊敬、絆があればこその関係だったのだと思いました。 ステキなお別れ会になりますように。 #
by forestlily
| 2009-08-09 18:25
| Thoughts/Life
朝、ファーマーズマーケットで買ってきた野菜たちでブランチ。今まで、買ってきた野菜たちを、すぐその日のブランチに使うことがなかったので、今日は時間もあったのでのんびりと料理してみました。
そのままでもおいしいトマトと、バジルをたくさん束で買ったので、それを使ってシンプルなパスタ。こくを出すためにベーコンを入れて。素材の良さがぐんと出て、トマトは甘く、バジルは爽やか。バジルがたくさんあるので、たっぷりと使いました。 今日も良いお天気でしたね。ここ数週間、少し忙しくしているので更新があまりできなくて残念ですが、毎日元気に小さな幸せを見つけてがんばっています。仕事でも変化がありそうだけれど、これからもマイペースで生きていこうと思います。 #
by forestlily
| 2009-08-08 21:18
| Food
数年前から病を患っていた友人が、今朝、他界しました。毎月2度は必ずお邪魔していた彼と、彼のパートナーのお宅へ、こんな形で出向き日がいつか来ることはわかっていましたが、さようならを言うのはとてもつらいことです。
電話で彼の家族への通訳などをし、ぐっとこらえていた涙があふれてしまいました。パートナーは気丈に涙も見せずにいるのに、私ときたら・・・。 さようならは新たな始まり。安らかにそして痛みのない世界へ。よくがんばったね。残された者は、さようならをしても生きていかなくてはいけないのです。彼の最後まで戦い続けた姿を思えば、私の今抱えている悩みなんて、なってちっぽけで取るに足らないことなのだろうと思います。 安らかにお眠りください。いつも見守ってくれてありがとう。たくさんいろんなことを教えてくれてありがとう。 #
by forestlily
| 2009-08-02 20:10
| Thoughts/Life
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