Last Night at the Apartment
今夜がこのアパートで過ごす最後の夜になりました。今日のお昼までには、スーツケース以外のすべてのものの引渡しが完了し、今はがらんとした部屋の中でこれを書いています。

前回の引越しは同じ市内での引越しだったため、大切にしていたものや思い出深いもの、感情移入しているものなど、すべてをつれて新しい環境へ引越してくることができました。それに比べて今回は国際引越しのため、気に入っているすべてのものを日本に送るというわけにはいきませんでした。

「これはどうしても手放したくない」というものだけ、大切に持ち帰ることにしたのですが、それでもより分け作業は思いのほか(心に)重労働でした。以前住んでいた古いアパートを、突然の理由で出なければならなかったときもそうでしたが、引越しというのは本当に感情を伴う作業です。私は人一倍感受性の強いタイプなので、嬉しいことも悲しいことも、感情に現れます。

引越しセールで処分できる家具は処分し、できなかったものは親しい友人たちに譲り受けてもらうことにしたのですが、みんな快く引き継いでくれて本当に助かり嬉しかったです。

不思議なことに、すべてのものを譲りスーツケースを詰めていてもまだなお、自分が帰国するのだということへの実感がわきません。きっと帰国して少し落ち着き、日本の生活に少しずつ慣れてきたころじんわりと実感するのだと思います。不安で怖いけれど、それと同時に今は「何かが変わる」というようなぼんやりとしたわくわくする気持ちもあります。これですべてが終わるのではなく、きっと始まりなのだと。
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# by forestlily | 2010-01-03 14:04 | Thoughts/Life
Happy New Year: Welcome 2010
新年あけましておめでとうございます。皆様にとって、明るく幸せのたくさん舞い降りる良い一年になりますように。

2010年になりました。2010年というと、なんだか遠い未来のように響きます。年末にはじめた日本への帰国の準備も一段落し、ゆったりとした元旦を過ごしました。朝、友人がベッドを引き取りにきてくれたので、今日から日本式に床に寝ることになります。1月の初めの月曜日にはアパートを引き払い、1週間ごとに友人たちのお宅にお世話になります。インターネットの使用が限られると思うので、頻繁に更新ができかもしれません。今回の唐突な帰国に関して、たくさん助けてもらって今の自分が存在するのだと、再確認しています。

新年の夜、サンフランシスコは雨が降りました。昨年までの忘れたいことは雨に流し、新しい一年の幕開けを楽しみにしています。今年も波乱万丈な一年になりそうです。

今年もどうぞよろしくお願いします。

New Year's Resolution: I will be going where I am needed. That is where I always smile, feel relax, happy, and safe.
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# by forestlily | 2010-01-01 18:37 | Holiday
New Year's Eve: Review in 2009
今年も残すところあと数時間になりました。こうして1人でがらんと何もない部屋に座っていると、じんわりとこみ上げてくる不思議な気持ちがあります。

今年を振り返ってみると、停滞、前進、困惑、変化の年でした。なんだか無我夢中で駆け抜けた1年だった気がします。自分の周りはほとんど大きな変化はなかったにもかかわらず、自分の心の中は山あり谷ありだったような感じです。停滞する空気の中、もがけばもがくほど暗い闇に引きずり込まれるような、そんな感じで始った2009年。インドネシアへ行くことで、彼との関係が大きく前進。仕事では、理不尽な解雇通知による困惑。そして来年早々には日本に帰るという大きな変化と決断は、きっとポジティブな転機になると信じています。これは大きな大きな決断でした。

今年の初めは、初のインドネシア上陸にドキドキわくわくしていました。今年はよく飛行機に乗りました。いつもだったら日本への往復を一年にいちどするくらいですが・・・。1月には日本へ一時帰国、2月には彼に会いにアメリカーシンガポールーインドネシアの旅、5月には再び日本へ帰国、その後10月には弟の結婚式のために彼と帰国。おかげでマイルが貯まり、次回彼のところへ行くときは、日本から中近東までマイルで飛べるかな、という感じです(笑)。

今年は例年に比べ、彼に頻繁(といっても2度だけですが)に会えました。お互いの自国でないところで会ったり、私の実家に彼が来てくれたり。さすがにジャカルタの空港で待ち合わせをする時は、ドキドキしました。直前まで予定がころころと変わり、連絡が取れず、やきもきしました。あの時、私は何かに突き動かされるようにしてジャカルタまで飛んでいきました。こんなふうにして様々な場所で大切な人に会うこと考えると、ドラマティックでなんだか自分ではないような気がします。これからの日々を彼と一緒に過ごすことができたのなら、この旅は一生思い出に残ることと思います。こうして2人でシェアをする思い出が増えていけばいくほど、一緒にいることが当たり前になっていけるのですが、遠距離にいればそれは困難なことです。それでもできるときにそれをする。それでいいのだと思います。でもきっと、それだけでは満足できなくなる日がくる。もうすでに、それだけでは心もとないのです。だからどうにかしたいと思っています。

今年の一番大きな変化、それはやはり帰国です。仕事もそれに対する心の変化も彼のことも、すべてが複雑に関与しあって、この大きな決断につながっています。周りの人は私を、冷静だといいますが、実は心の奥底には熱い瞬発力があるのを私自身、知っています。どうしようもなくなったとき、彼に会いに行ったように。

彼とのことは、誰にも理解してもらえない遠距離恋愛です。実際にこんなふうにブログに書かない限り、親友1人を除いて誰にも言わないことにしました(もちろん家族は別ですが、家族ですら理解できないといったふうです)。以前あまりにもつらく、つい彼との関係を口走ってしまったとき、周りの人は誰もが「信じられない」と言い、その時の反応があまりにもネガティブだったため、その反応によって自分の心までもが萎縮するような気持ちになりました。本来、責任のとれないような恋愛ならばしてはいけないと思うし、だからこそ周りの人の言うことなど気にしないと心に決めていたのですが、それは理想論だったようです。もちろん誰かがこう言うから彼と別れるなどとは思いもしませんが、誰にも理解してもらえないと分かっているのなら、分かってもらえる人にだけ心を許そう、そしてそうでなければ、つらいこともすべて自分の責任として受け止めていこうと思ったのです。

そんな中でブログを通して出会えた多くの方々からの温かいコメントや励まし、似ている経験を分かち合えることによって、どれだけ救われ、サポートしてもらっているかわかりません。本当にありがとうございます。いろんなことが渦巻く中で、様々な変化でみなさんを心配させたりはらはらさせたりしてしまったことと思います。これからも温かく長い目で見守っていただけたらと思います。

来年はどんな一年になるのでしょうか。楽しみでもあり、不安でもあり、今はいろんな感情が混ざり合っていますが、きっとこれでよかったのだと思える決断だと信じています。大丈夫、大丈夫、私は十分強いんだと心から言い聞かせ、この大きな転機に向かって進んでこうと思います。

来年の今頃、私はどこにいるのでしょうか。今は想像もつきませんが、幸せな顔をして笑っていられる場所にいられるといいなと思います。

良い年末年始をお迎えください。これからもどうぞよろしくお願いします。
Happy New Year!
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# by forestlily | 2009-12-31 21:38 | Holiday
Where?
*コメントのお返事が遅くなって、大変申し訳ありません。順次お返事を書いていくつもりですので、もうしばらくお待ちください。ありがとうございます。

12月半ばの彼からの連絡では、今日あたりには海の真ん中からCivilizationに戻る予定だということでしたが、ちゃんと地上に戻れたのか、とても心配です。

彼の中では、Civilization=地上ということなのです。ビジネスの関係上、油田のある海の真ん中で待機していなくてはいけないのです。海の真ん中に、煙突のように高い筒が出ていて、そこから海の奥深い底まで掘っていくわけです。彼はもちろん作業はしていませんが、間接的にかかわっているので、待機していなくてはいけません。

一度、油田に降り立ったら、早くて1ヵ月、長くても2ヶ月はお迎えのヘリコプターや船、そのほかの交通手段がないため、行ったら行きっぱなしの状態なのです。しかもインターネット等の技術も作業用のものしかなく、携帯電話も通じません。そんな理由で、海の真ん中にいるときは連絡が途絶えがちになります。今回も10月末にアメリカに帰国する予定が、急遽そのままUAEに入り、11月初めから現在に至ります。最後の連絡をくれたときは、とてもラッキーで、作業員の人が休憩しているときに頼み込んで私にメールを書いてくれたそうです。

私の想像を超える過酷な場所で、話し相手やインターネット、テレビもないような状態で、2ヶ月も置き去りにされる彼のことを考えると、どうしようもない気持ちになります。私にできることは今何もなく、彼の無事とちゃんと無事に安全にCivilizationに戻れることを祈ることしかできません。彼のストイックさとサバイバル力。私はそれを誇りに思い、だからこそ彼のことを愛おしいと思えるのですが、その反面、こういう生活をしているのは彼だけではなく、油田で働く多くの人々にもまた家族があり、不自然に離れて暮らさなければならない時間や距離を思うと心が痛みます。また、寂しいのは私だけではないとも思うのですが、実際にやっぱり離れているのはつらく寂しいのですよね。

以前まだインドネシアにいたころ、東南アジアの海の中の油田で撮った写真を見せてくれたことがありました。その油田から見るオレンジ色の大きな夕日は、この世のものとは思えないほどきれいで目に焼きつき、泣きそうになりました。こんな夕日を毎日1人で見ている、という彼のことを思い、そしてどうして私がそばにいてあげられないのかと思うと、また涙がこみあげてきそうでした。

遠距離はきっとどこまで行っても遠距離で、どうにかしてお互いの進む道をクロスさせなければ、きっとこのまま平行線のままでしょう。どうしたらいいのか、今、気持ちをフル稼働させて考えています。でも自分の中で、もう答えは出ているような気もします。私はもう欲しいものを明確に分かっているし、彼もそうなのだと確信できれば、きっとクロスさせることは簡単なことだと思います。タイミングを待ったり、時は熟すのを待つことはもう十分したような気がします。あとは、心の声を素直に聞くだけなのでしょうか。

クリスマスも海の真ん中にいた彼。新年くらい、ふわふわのベッドの上で迎えさせてあげたいと思います。
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# by forestlily | 2009-12-29 19:34 | Thoughts/Life
Happy Christmas and Updates
気がつけば、約3ヶ月記事をアップしていませんでした。その間に遊びに来てくださった皆様、ありがとうございます。

いろいろありましたが、彼の帰国が予想以上に遅れ、彼はいまだにまだ遠い場所にいます。彼との関係はまだ遠距離のままで、また、私自身の仕事の転機もあり、1月いっぱいで日本に帰国することになりました。ほんとうにいろんなことがあった数年間。アメリカでの生活は私を変えたと思います。これから自分の生まれた国に戻り、新しい生活を始めます。つらいことも楽しいことも、今までのようにきっとたくさん訪れ、私を迎えてくれることと思います。

これからどんなつらいことがあっても、私はきっと乗り越えられる、そんな強さがアメリカでの生活で身についたと思います。新しい仕事や新しい場所での暮らし、新しい人間関係や、再び日本の社会に戻るという不安(安心感というよりは不安な気持ちが大きいのです)。様々な思いがたくさんよぎりますが、きっと私は乗り越えていけると思います。

彼とのことは、これからも大切にしていくつもりです。実は彼とは、10月に日本で再会しています。今回は8ヶ月ぶりの再会でした。この8ヶ月、長かった。会えたときは嬉しくて、空港で別れるときは寂しくて。彼は、11月の初めにはアメリカに帰国できる予定でしたが、実はインドネシアから、今度は中近東に行くことになりました。

そんな中、私の仕事にも気持ちにも転機が訪れ、彼をここで待ちたい気持ちはあったけれど、どうしようもない事情により、アメリカにさようならを言う時期が来ました。長く過ごした、この居心地はよいけれど過酷でChallengingだった環境を去り、何不自由ない生まれた国に帰るというのに、この心のざわつきはどうしたものでしょうか。彼を待つことも、アメリカでなくてはならない理由など、もうひとつもないような気がします。アメリカを去らなければいけないこと、彼がアメリカに帰ってこられないということ。この2つの出来事が同時に発生したことで、もやもやしていた気持ちがふっと途切れたような気がしました。

この数年間のことを思い起こすと、今は充実感でいっぱいです。もう何一つ思い残すことはなく、後悔もなにもありません。十分に私はここで生きたと思えます。

日に日に少なくなっていく家具や、愛着のあった小物などを譲り、今、私の周りはがらんとしています。それでもなんだか不思議に落ち着いています。やるべきことをやり終えたら、あとは進む道は1つだけ。たとえて言うなら、きっとそんな感じでしょうか。

帰国前には、いろんなところを旅行する予定です。帰ったら旅のことも少しずつ書いていけたらな・・・と思っています。

中近東諸国は、アメリカからよりも日本からのほうがより近いから、これからもきっと大丈夫だと確信しています。ただ早く、同じ時間を、同じ空間で、思う存分過ごしたいということだけ。All I want for Christmas is you.

日本に帰国してからもこちらを続けていこうと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします。
Wish You A Merry Christmas.
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# by forestlily | 2009-12-25 20:18 | Holiday