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Just Like This
Just Like This_b0155270_9561648.jpgこんなふうにして終わっていくのでしょうか。6月に会いにきてくれてから3ヶ月がたったけれど、あちらに戻ってからすぐは何度か連絡があったのに、ここ1ヶ月ほど、音沙汰なしなのです。どれだけメールを送っても、何も響いてきません。それだけ長い間連絡がないと、心配になります。誰だって。

9月に一度会おうと言っていたのに、もう9月は終わってしまいます。今年中にはアメリカに戻ってくる予定でいる彼ですが、そのために忙しいのかもしれません。でもこれだけ連絡手段が機械化され、コンピューターが便利に使われる世の中になったのに、ましてやコンピューター関係の仕事をしているのに、どうして一言の返事が書けないのだろうかと思うと、私は、「彼は忙しい」とか、「遠距離だから」いう以外のところに問題があるような気がし始めました。

コミュニケーションって、よい関係を築いていく上で、私にとって一番大切なことなのです。知ってほしいから話を聞いてほしいし、知りたいからたくさん聞きます。その価値観が分かち合えないのならば、このままずっと「?マーク」を頭に掲げたまま、憶測だけで過ごすことは不可能だと思いはじめました。1年前も、こんなふうにしてほぼ事後報告のような形で、インドネシアに引越しを決めてから報告がありました。このごろずっと、彼にメールをしてもなんだか壁に向かって話しかけているような感じがしていました。忙しいことははじめからわかっているし、わかっている上でがんばっていこうと思った二人だったはずなのに。理由はどんなことでも、彼の頭の中で一番大切なのは私ではないということは、明らかなようです。まだ決定的ではないけれど、この大切な部分が彼にとっての優先順位の一番下であるのなら、この関係は無理なんだと思います。距離ではなく、もっと違うところで。

1年間会えなくて、やっと1年ぶりに会えたときは、「私はこの人を幸せにできる」と思ったのに。今思えばすごく豪快な考えですが・・・。今もそれは変わらないけれど、できれば私は幸せにしたいし、もちろん彼にもそう思ってもらいたかったけれど、どうやらそれは違ったようです。彼は私と同じように感じていると言ってくれた言葉に嘘はなかったのだろうけれど、仕事の忙しさや、日々の生活や海外でのいろんな苦労を、私の存在では支えきれなかったのかもしれません。私以外の誰かに出会ったり、少し離れてみて、私が彼の生活の中にいなくても大丈夫だと思ったのかもしれません。理由なんてどうでもいいけれど、私はそういう心の中のことを、言葉にだして話せる勇気を持ってほしかった。いいことや楽しいことばかり分かち合うのではなくて、だめなことはだめと、その代わり幸せなときは思いっきり幸せだと、言葉に出していえるような、そんな人に次は出会いたいと思います。ひとつひとつの出会いは無駄ではないし、悲しいから流した涙も、どうにかしたくていろいろ考えた時間も、すべてこれからの自分の一部になっていくのだろうけれど、悲しみの中で立ち止まって身動きできなかったもう少し若かったころよりも、心の傷を癒す治癒力が増したのかもしれません。悲しいから泣くときは泣くけれど、次へと足を踏み出していける日はすごく近いと感じます。

暗いトンネルの中で、左へ行っても迷うし右に行っても迷うような時間を越えて、どちらに行っても光が見えるのだと言える日は、すごく近い気がします。でもやっぱり悲しいです。

Photo: Early Evening, Rome, Italy (2006)
by forestlily | 2008-09-25 18:57 | Thoughts/Life
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